花の潤い

今朝の私はそわそわ。
来春、小学校に上がる娘のランドセルの”WEB先行受付”なるものに
踊らせられている、、、、、

すごいでしょ?
この不思議なことに、踊らされているとわかっている母は、
それでも何分も前からしゃんと机に向かい、今か今かとPCに手を添えて
体制を整えていたわけです 笑
はぁ~、、、疲れた。終わった、、、

無事に大役を終えたので、気を取り直し、アイロンがけをしてから、
明日のブーケレッスンの準備を。
今日は水曜日。子供たちは早く帰ってくるのです。

そんな朝だったので、なんだか落ち着かず、部屋に飾っている葉っぱや
お花の手入れをしながら過ごしました。
1輪挿しに飾っていたランが少しずつ散り始めてきたので、
お花を茎から外して、水に浮かせることに。

お花のご注文頂いた後は、お花が少し残ることがあるので、
自宅に飾れる!という喜びが待っています。

特に、ウェディングブーケでお使いする花は傷ひとつないよう、丁寧に慎重に選びます。

花嫁さんは、嬉しくて幸せで、憧れていた手の中のウェディングブーケを
近くで眺めたり、香りを楽しんだりされるはず。
そんな時に、ベストな状態でお花を見て欲しいなと思います。

もう20年も前のことなのに、いつまでも覚えている出来事があります。
花屋さんに勤めて数年経った頃、新しいアルバイトの方が入ってこられました。
若い主婦の方でした。
私たちが、お店の花の整理をしながら、傷んだり枯れている花や葉っぱを
どんどん床へ落としていた時、彼女が「これ、もらって帰ってもいいですか?」と、
私たちが捨てた花を嬉しそうに拾っていました。
見てみると、傷んではいるものの、お家に飾るのには十分。

お花を仕事とする中で、
だんだんと、お花を”商品”として扱ってしまっていたことに
はっとさせられた出来事でした。
今の私は、彼女の気持ちがあの頃よりわかる気がします。
毎日毎日、たくさんのお花に囲まれていた時には気づかなかった。

すこしの花を水に浮かせる。

そんなちいさなことで、昨日より、ずいぶん空気が潤っています。


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